消化器科

消化器科

消化器とは胃や腸、肝臓、胆のう、胆管、すい臓などを合わせたものを指します。これら消化器に関する診療を行うのが消化器科です。
状態に応じて、採血検査はもちろんのこと、胃カメラや大腸カメラ、腹部超音波検査を行います。
お困りの際はご相談ください。

こんなときはご相談ください

胃腸疾患
胃のむかつき、胃痛・心窩部痛、食欲不振、下痢、便秘、下腹部痛、下血(赤色、黒色) 等
食道疾患
胸焼け、胃酸の逆流、喉のつかえ感、咳、胸痛 等
肝臓、胆道系、すい臓疾患
黄疸、全身倦怠感、上腹部通、背部痛 等

消化器科の主な病気

胃がん

胃粘膜が何らかの原因でがん化してしまうと、がん細胞が無秩序に増加し、腫瘍を作ります。
初期の段階では、殆どの方が無症状なので、検診を定期的に受けていただき発見するしかありません。進行すると、胃痛・食欲不振などの症状が出現してきます。
日本の胃がんの99%はピロリ菌関連と言われています。ピロリ菌感染のある人はもちろん、ピロリ菌を除菌した方などは、定期的な検診を受けることをお奨めします。 医療コラム

ピロリ菌感染症

ピロリ菌は、胃の粘膜表面に生息して、胃粘膜に慢性炎症を惹き起こします。
それがいずれ慢性胃炎となり、胃潰瘍、胃がん、悪性リンパ腫といった病気の原因となります。胃以外にも十二指腸潰瘍、特発性血小板減少性紫斑病といった病気の原因にもなります。
小児期に親子間感染により感染することが多いと言われており、大人になってからは感染することはほとんどありません。感染が判ったら、早期に除菌治療を受けることをお奨めします。

大腸がん

大腸がんになる原因は今のところ判っていません。日本人で急激に増えているがんの一つで、肉類を食べる機会が増えていることが原因ともいわれています。
初期はもちろんのこと、進行がんになっても症状がないことが多く、大腸がん検診で便潜血陽性になって発見されることが多くなっています。肛門から近い直腸やS状結腸に発生すると、下血などの症状が出ることがあります。
便秘・腸閉塞などの症状が出現するのはかなり進行してからになります。 医療コラム

胆のう結石

胆のうの中に胆汁の成分が固まってしまい、石ができてしまう状態をいいます。40歳以上の肥満気味の方で、女性にできやすいと言われています。
胆石があるだけでは特に症状は出ませんが、石が胆のうの出口や胆管に詰まってしまうと、激しい右わき腹の痛みに襲われます。同時に吐き気・嘔吐・黄疸などの症状も出ることがあります。
自然になくなることはないので、定期的に腹部超音波検査やCT検査などで確認をすることをお奨めします。

各種検査

胃カメラ検査

先端にカメラが付いた細く柔らかい筒をいれて、食道・胃・十二指腸の粘膜の状態を確認します。鼻から入れる場合(経鼻内視鏡)と口からいれる場合(経口内視鏡)があります。がんやピロリ菌感染が疑われる場合などは、生検検査(組織採取)を行うことができます。

  • 検査にかかる時間 5~10分程度
  • 検査費用 保険診療で3割負担の場合、4000円(観察のみ)~7000円(組織採取した場合)程度になります。
  • 検査における注意事項 前日の夕食は早めに済ませてください。当日朝は食事をしないでください。水分は水やお茶は大丈夫です。

大腸カメラ検査

肛門から大腸専用の内視鏡を入れて、大腸の粘膜の状態を確認します。大腸は通常の状態で便が溜まっているため、検査前に下剤処置を行い腸の中をきれいにしておく必要があります。ポリープやがんが見つかった場合、生検検査や内視鏡的切除を行うことができます。

  • 検査にかかる時間 15~20分程度
  • 検査費用 保険診療で3割負担の場合、6000円(観察のみ)~20000円(内視鏡的ポリープ切除の場合)程度になります。
  • 検査における注意事項 検査の1週間ほど前に検査前処置使用する下剤の服用方法について説明しますので、一度ご来院頂くことになります。

エコー検査(腹部)

体の表面から超音波の器械(プローブ)をあてて深部の様子を見る検査になります。当院では腹部と頚部のエコー検査を行っています。腹部では肝臓・胆のう・すい臓、腎臓、膀胱、前立腺(男性)、子宮・卵巣(女性)などを観察することができます。

  • 検査にかかる時間 5~10分程度
  • 検査費用 保険診療で3割負担の場合、2000円程度になります。
  • 検査における注意事項 午前の検査では、朝の食事をしないでください。午後の検査は昼の食事をしないでください。(緊急検査時は除く)

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053-426-2000

休診日
木曜日・日曜日・祝日